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労働審判での解決期間について

 
労働審判の解決期間について説明しています。

問題の解決期間は?

 



会社へ請求〜決着までの期間は、当然のことながら
その案件によって変わります。

10日で終了する場合もあれば、3か月とかかかる場合もあります。



福岡弁護士会が発表しているのデータでは、
現時点までの福岡地裁での労働審判でみてみると

申立から事件終了までの平均期間が48.8日となっています。


 < 内訳データ >
申立てから第1回期日まで ・・・・・平均30.1日
第1回期日から第2回期日まで・・・・平均20.7日
第2回期日から第3回期日まで・・・・平均14.2日



私は当初から解決金をゴール(決着)としていたので
なんとなくの目安は分かっていたんです。

でも人それぞれ、決着のラインをどこにするのか違うので
全く違ってくるんですね。



労働審判の審判内容に不服なら通常裁判へ移行となるのでしょうし、
そうなった場合、あと1年〜2年ぐらいかかってしまったりもします。





私の場合は、会社へ請求〜労働審判で和解(調停)ということで、
約3ヵ月でした。

審判期日も早めるお願いをしたので、これでも早かった方です。



「どれぐらいの日数で残業代とか回収できるの?」



なんて聞かれたりメールもらったりしますが、
わたしの場合は、すべてを自分1人でやったので


調べたり調べたり調べたり・・・
調べたり調べたり調べたり・・・
調べたり調べたり調べたり・・・



効率が非常に悪かったです。



30分で着くはずのに、どれくらいの時間がかかるのか知らなかったら

「遠っ!まだ?!」

そう感じてしまうんですが、それと一緒です。



前もって最短の行き方(勝つための方法)を知って、
目的地までの所要時間(解決期間)を想定していれば、
みんなが経験する長旅での不安も抱えないですみます。




「会社は違法で私の請求は正しい。だから要求はすぐ呑む。」


何度も言っていますが、
そんな浅はかな想像のみで動いてしまうと
後から困ることになるのはあなたです。


前もっての行動・知識・覚悟の準備をしておかないと、
来た道をバスに乗って戻るような
結局請求を取り下げるという最悪なこと
にもなりかねないんですよ。



ちなみに私の詳細を言うと、

@ 会社へ要求書提出〜内容証明通知発送 ⇒6日間
A 内容証明通知発送〜会社の返答    ⇒1日間
B 会社の返答〜労働基準監督署へ相談  ⇒8日間
C 労基署へ相談〜労働審判申立     ⇒9日間
D 労働審判申立〜審判第1回目期日    ⇒26日間
E 審判第1回目期日〜審判第2回目期日  ⇒27日間



もっと短縮出来たかもしれないのは、BCEだと思います。

もうちょっと早く労基署へ行けばよかった・・・
もうちょっと早く審判申立ができればよかった・・・
もうちょっと早めの期日を推せばよかった・・・



自分で言うのもなんですが、これは
経験者しか知り得ない貴重な反省点です。

人の失敗から学べることは多いですね^^



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