未払い残業代の請求方法　�F：労働基準監督署へ相談の理由

未払い残業代請求方法の労基署について説明しています。

動かない・信用できない・評判悪い・利便性がない・・・

こんな4拍子そろっているにもかかわらず、
労基署へいったい何を相談するのか？



やっと本題なんですが、
私はこの一言をもらうためだけに相談しました。





「労働審判というものがあります」



〜〜労働審判申立書抜粋〜〜

 

労働基準監督署　●●職員に相談したが、時間がかかるとの見解であった。
ほか早期解決の手段の１つとして労働審判を推奨されたため、本申立を行なった次第である。

 

こういう流れにしたかったわけです＾＾



何度か言ってますが、労働審判で勝つポイントは
「証拠と心象」です。

順序もふまずにいきなり労働審判申立なんてしたら、



「なぜ労働基準監督署へ言わなかったのですか？」
「言っても無駄だと思ったからです！」

「言ってないのにどうしてわかるんですか！」
「いや、あの、その・・・」



実際にあったことで、結構ブログなんかで言われてますね。
下手をすると、はじめから多額の金銭目的だったのでは？
と疑われる可能性だってあります。



わざわざ心証を悪くする必要なんてありませんよ＾＾



「もっと早期解決できる方法ないですか？」



こう質問してください。
そして、この言葉をもらってください。





「労働審判というものがあります」の理由

 

「問題発生」⇒「会社と話し合い」⇒「労基署」⇒「労働審判」

このプロセスを経て、いざ労働審判で決着というのが
審判委員会からみてももっともな流れですよね。

途中をすっ飛ばすと、さっき言ったみたいに
あらぬ疑いをかけられて、勝つために必要な「心証」を損ねてしまいます。



自分でいろいろ、ほんとうにいろいろ頑張ったけどダメだった・・・
だから、ここで最終決着にしたいんです！！



全てはこのため。





今までやってきたこと全てが、このシチュエーションを作るためです。





「そこまでやる必要ある？」



えっ、勝ちたくないんですか？

少しでも勝つ確率を上げたくないですか？

行き当たりばったりで一発勝負に挑むんですか？



あなたはこんな人生を左右する一大事に、行き当たりばったりの行動をするような
軽率な人ではないはずです。

その証拠に、今こうやって私の話に耳をかたむけてくれているんですから。

きっと慎重かつ計画性を持った行動ができる人なんじゃないでしょうか？





では、こうして出来上がった

• 圧倒的弱い労働者
• 精神的苦痛に耐える
• 解決しようと奔走する
• 会社には誠意がない

この誰が見ても勝ちやすい状況ができたら、
決着の場となる労働審判です。