未払い残業代請求方法の内容証明について説明しています。
内容証明っていったい・・・?
会社へ請求して、交渉決裂となった場合・・・
『内容証明通知書』を会社に送り付けます。
内容証明通知って、なかなか出したり受け取ったりする機会はないので、
言葉だけ知ってるっていう人が多いと思います。
私も調べるまでは「はぁ?」ってな感じ。
内容証明っていうのは私の言葉で言うと
「郵便局が証明してくれる証拠」。
法的効力としては絶大なものを持っているわけではないです。
しいていえば、
時効を中断できるってこと。
効果は6ヶ月間だけど。
それよりも期待できる効果っていうのが、
「精神的圧力、差出人の強い意志」
こういう目に見えない
「想い」ですね^^
受け取る側にとっては
「なんか変な公的文書がきたよ?!」っていう認識なので、
「裁判」や
「法律」っていう難しくも恐ろしいことを連想してしまいます。
会社側は、この内容証明が届いた時点で、はじめて
あなたが「本気で動く」っていうことを思い知るわけです。
うまく表現できなくてあれなんですが、
要するにここで初めて会社は
「対応を慎重にしないと・・・汗」
という認識を持つわけです(普通はね)。
あなたはその時点ですでに
「証拠集め」を終えている。
でも会社は今から慎重に・・・と
「防御態勢」に入る。
時すでに遅しということです。
個人で出す内容証明の弱さ
前にもちょっと話したと思うんですが、
弁護士さんなどから内容証明を発送する場合は確かに
「効果大」のようです。
会社側は、個人で内容証明の作成・発送が簡単に出来ることを、当然知ってます。
顧問弁護士を雇ってたり法務部署を作ってたりするので。
でも弁護士さんからの内容証明ってなると
「う・・・」
相手はあなたから弁護士にかわったっていう負の思考・・・
つまり、
相手は弁護士というプレッシャーにのまれるわけですね。
逆に言うと、個人で送付した内容証明は
弁護士に依頼しないということを連想させるので、
これからも
「個人で戦うつもり」と予想して、
なめてかかってくるわけです。
だからこの内容証明での解決は考えないこと。
ただのプロセスなんです。
内容証明の作成方法
内容証明の書き方とかフォーマットとか、検索すればたくさん書式がでてきますよ。
「内容証明 文例 賃金」なんてね。
しかも案件に合わせたものが、これでもかっ!てほどに^^
もちろん書き方に決まりはありますが、
ほんと、ぜんぜん大した決まりじゃないので安心してください^^
ちなみに私も見よう見まねで作成しましたよ。
要は、会社にこういう請求をしたってことを
「そんなの届いてねーよ!」って会社に言わせないために
あなただけじゃなくて郵便局にも記録として残すってことです。
なんにも怖くも難しくもありませんから。
普段使わない言葉(表現)が出てくるだけ。
知らないだけで、やれば簡単です。
「通知人?」 =自分です。
「非通知人?」 =会社です。
私は、堅苦しい公的と匂わせるところは、出来るだけ敬遠して生きてきました。
市役所・区役所・郵便局・銀行・・・
だから普通の人より、そういったいわゆる「常識的なこと」を知りません。
そんな私でも1人で作成・発送できたということは・・・
どれだけ簡単なものかお分かりいただけると思います。
なぜこんなに「内容証明は簡単だ!」と力説しているのかというと
「内容証明さえ出さない人が圧倒的に多い」
私の話していることを最初から聞いている人、
本当に残業代等を勝ち得たいと決意している人からすれば
「は?何言ってんの?例え難しくてもやるよ。」
とか思うんでしょうが、うわべの本気・・・中途半端で考えている人は
「内容証明通知書・・・ん〜〜・・・」
こんな感じで足踏みしてしまうのでしょう。
行動しないと何も勝ち得ないことは分かっていると思うんですけどね。
内容証明書に書く内容は?
内容証明通知に書く内容としては、要望書で書いた内容と
ほぼ同じです。
ただし、決められた書式に沿ってね。
そして
ほぼ同じといったのは、若干追記してもらうことがあります。
「もし要求が呑まれなかった場合の対処」
これを追記しなくては、相手にプレッシャーをかけれません。
「期日までに支払いが無かった場合は、労働審判に付する。」
こんな感じですね。
ここであなたがどういった対応を考えているのか脅・・・
知らせるわけですね^^
正式な宣戦布告みたいな感じです。
あと
「期限」も書かないといけませんね。
私の場合は確か1週間後だったはずです。
さすがに明日までに〜とか書く人はいないと思いますが、
期限は短めにしましょう。
というのも、内容証明発送後の行動がそれだけ遅くなるからです。
要求をのまないことがわかっているので、ダラダラ時間かけてもしょうがないです。
内容証明を発送
郵便局で発送するのですが、どこでも良いわけではありません。
内容証明郵便を取り扱っている郵便局が決まっています。
まあ、郵便局のHPに載ってます^^
一般的には郵便局員が
「通知書の内容を確認する」となっていますが、
私の場合中身(文章)は読まれず、文字数とか名前しか確認されませんでした。
私は通知書が3枚=1部で、それを3部用意。
(通知書を3枚のホッチキスで止める箇所が分からなくてビビってました(^_^;))
1部は自分保管用、1部は郵便局保管用、1部は会社へ送る用。
3部とも郵便局の人に渡したらいいです。
勝手に教えてくれます。
ちなみに、上から2cmぐらいに2箇所でしたよ^^
(てか決まってるのか?)
ああ、それと配達証明はつけた方がいいと思います。
ちゃんと届けましたよっていう証明がされるものです。
料金は通知書の枚数にもよりますが、配達証明をつけても2,000円ぐらいでした。
電子内容証明っていうインターネットを利用して発送することも出来るので、
物凄く遠いところにしか内容証明郵便を取り扱っていない郵便局がある人にとっては便利ですね。